かんぴょうマイスターの作るかんぴょう!(その1)
上三川町でかんぴょうの生産・製造・加工を手掛ける(株)谷野善平商店の谷野方昭(やのまさあき)さんにかんぴょうのお話を伺ってきました。
谷野さんは、明治17年創業から4代目。かんぴょう農家が減少しているため自ら生産を始めて11年になる「かんぴょうマイスター」さんです。
※かんぴょうマイスターとは、公益財団法人 日本特産農産物協会が特産農産物(かんぴょうやこんにゃく、お茶等)に精通する人を認定する制度です。
谷野さんが手にしている長い鎌は、かんぴょうの原料「ゆうがおの実」のなる数を制限し太らせるための”芯どめ”という作業に使用するとのこと。
「かんぴょうは、足跡が肥やしになるんだ」と話され、暑い日も毎日畑に入って、手間をかけるほど良い実が収穫できるそうです。
畑には、わらの上に大迫力のゆうがおの実がありました。500mlのペットボトルが小さく見えるほどの大きさです。
夏の暑い時期に、雨が降ってくれないとゆうがおが肥大しないので、雷が来ると昔の人は、「雷(らい)様がきた!」と大喜びしたそうです。
栃木県は雷が有名ですが、雷に様付けするほど農家にとっては恵みの雨なのです。
<問い合わせ先>
(株)谷野善平商店
TEL:0285-56-2022
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